角膜内皮は角膜の一番内側に存在する単一の細胞層で、角膜への水分補給を行っている組織です。
角膜内皮は加齢と共に細胞自身が肥大化することが知られており細胞密度が低下すると角膜への水分補給が十分に行われなくなり、角膜が混濁するなどの症状を発症します。
現在これらの治療方法は全層角膜移植以外には確立されておらず、全世界でより患者様への浸潤が少ない治療方法の開発研究が行われております。
しかしながら角膜内皮細胞は増殖する能力がなく一度損傷を受けると、移植以外の治療方法がなく、再生医療の技術による治療に期待が持たれております。
|