角膜上皮細胞、口腔粘膜上皮細胞など上皮系細胞全般の初代培養研究に
M-Stars (Keratinocyte Growth Medium)はアルブラスト(株)が開発した角膜、結膜、皮膚、口腔粘膜等の上皮細胞の培養に最適化された研究用の培地です。 M-Stars は特に角膜上皮細胞、口腔粘膜上皮細胞等の初代培養に適しています。
注意:本製品は、研究用試薬として販売しています。医薬品の製造、人体・動物における診断、治療には使用しないで下さい。
一般に市販されている上皮系細胞の培地では、角膜上皮や口腔粘膜上皮の三次元培養は困難でしたが、当社のM-Starsを使用することで容易になりました。
培養ヒト角膜上皮細胞シート
【横断面】
【表面】
●M-Starsを使用することで、vivoの角膜組織に 類似した組織が得られます。
●口腔粘膜上皮細胞を用いた場合でも、同様の細胞シートの作製が可能です。
●このような組織を用いて、薬剤毒性試験、感染試験が可能です。
●動物細胞の培養にもお使いいただけます。
敷石状に見えるのが角膜上皮細胞である。
培養ヒト口腔粘膜上皮細胞シート
培養ウサギ角膜上皮細胞シート
角膜上皮細胞を用いた場合
組織から分離した角膜上皮細胞を1×104 cells/cu程度の細胞となるように、M-Starsにて懸濁し、細胞培養ディッシュに播種します。
(このとき、培養ディッシュ上に羊膜などの培養基質を貼付することで、細胞の良好な増殖が確認されています。
さらに、フィーダー細胞を用いることで細胞の増殖がより活性化されます。)
* 口腔粘膜上皮細胞を用いる場合は、0.1〜2×105 cells/cu程度となるように播種します。
培養初期は2日に1回程度、細胞が コンフルエントになり、増殖が盛んになれば、1日に2回程度培地交換を行い、2〜4週間培養します。
*M-Starsには、フェノールレッドが含まれて います。細胞の増殖が盛んになると、培地の色が赤色から黄色へと変化します。 培地交換は培地の色が黄色になる前に行って 下さい。
5%CO2 、37℃の条件で培養します。
参考文献:
Nakamura T, Ang LPK, Rigby H, Sekiyama E, Inatomi T , Sotozono C, Fullwood NJ, Kinoshita S. The Use of Autologous Serum in the Development of Corneal and Oral Epithelial Equivalents in Patients with Stevens-Johnson Syndrome. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2006; 47: 909-916
角膜、結膜、皮膚、口腔粘膜等の上皮細胞の研究用の培地
品名
容量
性状
希望小売価格
(税込)
M-Stars A
500 mL
FBS(+)ゲンタマイシン(+)
\84,000
M-Stars B
500 mL
FBS(−)ゲンタマイシン(+)
\78,750
M-Stars C
500 mL
FBS(+)ゲンタマイシン(−)
\78,750
M-Stars D
500 mL
FBS(−)ゲンタマイシン(−)
\73,500
購入方法1:コスモバイオ社のWebサイトより申込み
1,コスモバイオ社のWebサイトにアクセスし、商品検索のキーワードに「M-Stars」と入力して下さい。
2,画面の指示に従ってお申し込み下さい。
購入方法2:アルブラストより購入
1,メールまたはFAXにて申し込み下さい。
2,アルブラストから発注受付書をメール又はFAXにてお届けします。
3,2〜3週間後、商品をお届けします。 (商品は受注後の調整となります)
4,商品をご確認後、同梱の請求書に記載の振込先へ代金をお振込下さい。
お支払い方法: 銀行振込のみ
お支払い期日: 納品日の翌月末日
*商品に関するお問い合わせはこちら からお願いいたします。